株式会社角間川

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4.下の地蔵さん

下の地蔵さん
下の地蔵さん

下の地蔵さん アップ

下の地蔵さん

下の地蔵さん 上半身アップ

下の地蔵さん

下の地蔵さん 二十三夜講

疫病消除 郷中満足

角間川橋のたもと、本町の入口に西山の方を向いて佇む大きなお地蔵様です。伝承によれば、文化13年(1816年)、疫病の流行により多くの村民が命を落としました。その時、地蔵信仰に篤い角爺という老人が、疫病退散を願い一身を捧げて地蔵へ祈り続けたそうです。疫病が終息した後、村人たちはお金を出し合い、この地蔵を建立したと伝えられています。像には「奉敬建悪魔消除郷中満足 甲子五月二十四日」の銘が刻まれている、と記録にあります。1816年より後の甲子の年は元治元年(1864)なので、その頃の建立かと推察されます。丈夫な体躯と丸い大きなお顔から親しみを感じるお地蔵様です。

奉敬建悪魔消除 郷中満足

建立の経緯から、この「悪魔」は疫病を指すと思われます。よって「疫病が無くなり、郷が平穏であるように願って建立いたしました」というような解釈で良いかと思います。

二十三夜塔

下の地蔵さんの地蔵堂の中にも、上の地蔵さんと同じく、二十三夜塔があります。お地蔵さんの向かって右側にふたつ並んでいます。奥の壁面に「二十三夜像」と刻まれた石板があります。二十三夜講のご本尊は勢至菩薩なので、その姿が描かれていると思われます。

二十三夜塔

下の地蔵さんの地蔵堂の中にも、上の地蔵さんと同じく、二十三夜塔があります。お地蔵さんの向かって右側にふたつ並んでいます。奥の壁面に「二十三夜像」と刻まれた石板があります。二十三夜講のご本尊は勢至菩薩なので、その姿が描かれていると思われます。

参考文献

  • 大曲市昔を語る会連絡協議会『大曲市の歴史散歩』大曲市・大曲市昔を語る会連絡協議会、1977年、pp.100-119。

下の地蔵さんの場所