天下之老農 石川理紀之助
明治末期から大正初期、角間川近郷の農家が困窮した際に、最上直吉氏が木内・布晒の改良事業として大正3年(1914)11月に秋田の聖農と仰がれていた石川理紀之助翁を招きました。石川理紀之助(1845-1915)は、秋田県潟上市出身で明治から大正期の農業指導者です。秋田県種苗交換会の先覚者で、生涯を農村の更生、農家の救済、農業の振興のために捧げた人物です。石川翁は木内と布晒の農家の副業として早朝の藁細工励行等の指導を行いました。
この石碑は大正10年、遺徳を偲び建立されたものです。「天下之老農 石川翁碑」と刻まれています。敷地には他に石碑が1基と、地蔵堂があります。







